マーケティングの4P

今回はマーケティングミックスで良く取り扱われるマーケティングの4Pについてざっくりと書いていこうと思います。マーケティングの4Pはマッカーシーが提唱したもので「製品(Product)」、「流通(Place)」、「プロモーション(Promotion)」、「価格(Price)」の4つの頭文字をとって4Pってことです。何となくはイメージできるとは思いますが、1つ1つについて私なりにちょっとだけ解説していこうと思います。また、本によっては「4Ps」と書かれていたりもしますので、勉強をちゃんとしている方は、持っているテキストを熟読することをオススメします。分かりやすくするため自分なりに書いている部分もあるため、例えば大学のテストの時にここでの表現を使うとたぶん正解とはならないと思いますので、あくまでも入り口として読んで頂ければ幸いです。

●製品(Product)
製品はサービスとかモノなどお金をもらって提供するモノやサービスと言って良いと思います。そのサービスや製品の特徴やデザイン、パッケージ、機能などで個人的に一番大事な部分だと思っています。消費者が手に取るものですし、これに魅力がなければ他のを頑張ったところで意味がありません。ちなみに、アフターフォローなどもここに入ります。

●流通(Place)
流通は製品が最終消費者まで届く流れのことです。製品の生産者が直接消費者とやるのか、卸売業者など通して消費者まで届けるのかなど流通チャネルをどうするかを考えるところです。ちょっと価格にも関わってきますが卸売業者などの中間流通業者を通してしまうと、そこでマージンが発生し商品自体の値段がちょっと高くなってしまいますが、生産者にとっては流通に関するノウハウを利用しすることができたり、取引先を減らすことができます。さらには在庫管理を流通業者が行うなど生産者にとってもメリットがあります。確かに値段的には生産者が直接最終消費者に販売した方が価格競争などに勝てるかもしれませんが、さばけなくなな可能性もあるので個人的には、餅は餅屋と言うように専門業者として取引するのも1つの戦略ではないかと感じますね。

●プロモーション(Promotion)
プロモーションは分かりやすいですし、一番マーケティングと聞いてイメージするものかもしれません。簡単に言ってしまえば、どうやって消費者に知ってもらうかです。試供品を配ってみたり、デモストレーションをしてみたり、CMを流すのもプロモーション活動になります。また、最近ではインターネットなどのSNSの利用も良く見られます。どうやって販売促進をしていくのかを考えていくのかがここの部分ですね。

●値段(Price)
最後に価格です。価格も分かりやすいですね。いくらだったら売れるのかを考えます。流通のところでちょっと触れましたが中間流通業者が何個入るかによっても変わってきます。値段を設定する上でちょっとおもしろいこともあり、安ければ売れるとは限らないものあるってことです。特に日本人だからかもしれませんが、あまりにも安すぎると消費者が不安になってしまって売れなくなってしまうケースがあります。その辺の見極めも大事になってきます。また、ブランドイメージを守るためにメーカーが希望小売価格を設定するのもここでの活動の1つだと思います。

マーケティングの4Pはこんなイメージで良いと思います。ただ、マーケティングミックスを考える際は、もっと頭を働かせてやらないといけませんし、そのためにもっと広範囲的な勉強をしないといけません。マーケティングって難しいですよね。
そういえば、4Pと似たもので4Cというものがあります。4Cについては次回書いていきたいと思います。

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参考文献
・綱倉久永・新宅純二郎著『経営戦略入門』(日本経済新聞出版社)
・F・コトラー、G・アームストロング著 和田充夫監訳『マーケティングの原理第9版』(ダイヤモンド社)