マーケティングの4C

今回は「マーケティングの4P」と似たもので「マーケティングの4C」というものがあるのでこれについて書いていきたいと思います。マーケティングの4Pは生産者側のアプローチに対してマーケティングの4Cは消費者側のアプローチと言うのが大きな違いと言えます。マーケティングの4Cもそれぞれの英語の頭文字をとった言葉なので、1つずつ書いていきたいと思います。ちなにみ、今回書く内容は、私の持っている本では個人的に不十分であるため他のブログを参照したり、個人的な私見も入っていますのでイメージは捉えることはできますが、詳しくは書いてありそうな本を選んで読んでください。

・顧客ソリューション(Customer Solution)
顧客ソリューションは顧客価値(Customer Value)などと呼ばれることがありますが、私が持っている本では「顧客ソリューション」と書いてあったのでこちらを使っています。顧客ソリューションは顧客価値とも呼ばれるように、その製品やサービスを得ることでどのような価値があるのかを考えることになります。消費者が製品やサービスを購入するときは、なんらかの問題解決を解決してくれたり、なんらかの欲求を満たすことになります。つまり、その製品なりサービスの消費者にとってのメリットを考えることと言って大丈夫だと思います。
例えば、多くの機能を持ってるスマートフォンは色々なことが出来て便利かもしれません。しかし、スマートフォンの機能が多く使いこなせない人にとっては電話とメールしかできないけど、シンプルで使い勝手良い方が良いと言う人もいるかもしれません。結果的にその人にとっては多くの機能を持っているスマートフォンよりいわゆるガラケーの方が価値が高くなることもあります。
従って、顧客ソリューションは機能を十分にするのが良いって言うわけではなく、消費者の立場に立って考えることが大事だと言うことです。

・顧客コスト(Customer Cost)
顧客コストは、製品を所有・使用したり、サービスを受けるにはどの程度費用を要するか考えるものです。消費者は製品を購入したり、サービスを受けるには製品やサービスの値段だけではなく他にをコストがかかってしまいます。例えば、電車に乗らないと買いにいけない場合はその交通費もコストに含まれまし、インターネット通販など送料も顧客コストの1つと考えられます。また、その時の時間や手間などの心理的なコストも含まれるみたいです。

・利便性(Convenience)
利便性と言うのは、製品やサービスの購入のしやすさです。私みたいな庶民であれば同じ物が高級専門店とショッピングセンターに置いてあったらショッピングセンターの方が買いやすいと思いますし、インターネット通販であればクレジットカード決済しかないよりも複数の支払い方法があった方が購入しやすいと思います。このように、値段だけでなく消費者にとって購入しやすい環境を考えるものです。

・コミュニケーション(Communication)
コミュニケーションは、情報などの消費者の受取やすさみないなものです。一方的な情報発信だけではなく消費者の声を聞いたり、口コミ戦略やSNSなどを使った戦略もここに入ります。これは私見でありますが、簡単に言ってしまえば親しみやすさかなって感じます。

ざっと書いてしまえばこんな感じです。最近では4Pよりも4Cを重視する傾向があるみたいですが、結局は組み合わせなんで2つとも勉強した方がよいかもしれませんね。そして、4Pと4Cには対応関係があるのでそれも一応書いておきます。

・製品(Product) - 顧客ソリューション(Customer Solution)
・価格(Price)   - 顧客コスト(Customer Cost)
・流通(Place)   - 利便性(Convenience)
・プロモーション(Promotion) - コミュニケーション(Communication)

今回の内容はちょっと内容的に不安な部分もありますが、イメージを掴むという程度で読んでください。特にコミュニケーションに関しては内容的にはあっているとは思いますが不安要素がありますからね。まぁ、ちゃんとやる人はブログを見ても複数のブログを読んで比較しているとは思いますが・・・。

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参考文献
・綱倉久永・新宅純二郎著『経営戦略入門』(日本経済新聞出版社)
・F・コトラー、G・アームストロング著 和田充夫監訳『マーケティングの原理第9版』(ダイヤモンド社)
・渡辺達朗 著『流通論をつかむ』(有斐閣)
・マーティングバンク「マーケティングのフレームワーク「4C」ってなに?」(ネットブログ系)