今回は中型免許を取得したのでそれについて書いていこうと思います。ですので、いつもとは違って根拠的なものは一切ないですね。完全に私見です。
さて、今回なぜ中型をとろうと思ったかと言うと
・最近会社で代替したトラックが総重量5.5tで今の免許が乗れなくなった。
・昨年会社の車で物損事故をしてしまった。
・マニュアルを運転してみたかった。
まぁ、こんなところです。この理由だと準中型の限定解除で良いのですが、中型にしたのは趣味の一環ですね。
私の場合はAT限定で5t限定準中型免許から中型免許を取るのは教習所の先生からも「このタイプは珍しいですね」なんて言われてしまいました。
MT車免許の人だと最短で11時間で終わりますが私の場合はAT限定なので最短で15時間になります。何時間目にやったかはあまり覚えていないのでやったことをだらだらと書いていきたいと思います。
最初の教習はMTに慣れるところから始めます。4時間はMTの限定解除教習的なことをやりました。普通車の教習でも一番最初にやるぐるぐる回るあれです。ただ、普通車とは違って中型車なので内輪差に気をつけないと線を踏んでしまいます。まぁ、私の場合ハンドリングは何となく良かったんですが、今までATしか運転していなかったのでアクセルやブレーキでAT癖が抜けず、さらにはクラッチを踏んでギヤチェンジ。それでバタバタしちゃう感じでした。
このMTをやりつつ、中型車の死角を確認したり車高感覚も確認していきます。中型車の場合は高さがある車が多いのでポールを立ててバーがあるとこに行き「ここは通れると思いますか?」とそんな感じでやっていきます。
次は坂道発進です。やっぱりスムーズには出来ませんでした。MTの最初の難関ですよね。完全にガタガタしていましたが下がらない程度で終わりました。
次にやるのは普通車教習で聞いたことはないかもしれませんが、路端停車と発進というものをやります。普通車の場合はポールに合わせて止まるのですがそんな感じです。ちなみに、中型車でもポールに合わせて止まることはやります。路端停車と発進の場合でちょっと違うのは止まるのはポールと同じように止まるのですが、発進の時に前のポールに気をつけながらリアオーバーハング(車のお尻がハンドルを切った方と逆に振り出してしまうこと)にも気をつけて発進します。
その次はS字とクランクです。車両が大きい分ポイントもちょっと違いました。でもやることは普通車と一緒ですが、最初はMTの速度調節がなかなかうまく出来なくてそこが苦労しましたね。ちなみに、私にとって一番の難関はS字の入り口でしたね。ハンドルを早くきってしまうと後輪が脱輪してしまうんです。一度入ってしまえば大丈夫ですが一番脱輪しかけたところです。
ただ、このS字とクランクは私が行っていた教習ところはS字やクランクに一時的に中型車を停めて置く場所にもなっているので教習の最後に「じゃ、最後にS字の中に入れて」とか「じゃ、最後にクランクの真ん中ぐらいに停めて」って言われるのでここが苦手だと苦労するのかなって思いました。
そういえば、教習の中で試験項目ではなかったですが、体験ということでやって一番難しかったと思うのはS字の後退です。あまりにも時間がかかって半分ぐらいしかやっていないのですが、今でも上手く出来る自信はないです。
その次にやるのも普通車では聞かないものかもしれませんが隘路(あいろ)です。簡単に言えば線の中に車を入れるものです。
上記の課題みたいのを9時間行い終了検定です。この時は今まで出来なかった坂道発進がスムーズに出来たり、ギヤチェンジも問題なく出来るというミラクルが起きました。私の場合、他の事でも今までできなかったことが急にできると言うことがあるので良いところで覚醒してラッキーでした。
無事に終了検定に合格したので次から路上にでます。
初めての路上に出る時1つ問題が起きました。今までUDトラックス製の教習車だったんですが車が代替になり初路上が車が変わって日野製の新車になってしまってブレーキやクラッチがなんとなく変わってしまったのです。案の定カックンカックンしてしまいましたね。
修了検定後、いわゆる第2段階になると方向転換と後方感覚が出てきます。この後方感覚はバックして50cm以内にするっていうものです。後方感覚は先生から分らなくなったらポールの4番目を基準にしてそれ以上下がらなかったらぶつからないからって教えられて、それを基準でやってましたね。
また、荷重教習もあります。簡単に言ってしまえば、重いものを載せていると曲がるとき気をつけないと振られてしまうぞ!ってやつと急ブレーキをすると影響受けるぞ!って感じのものをやります。
そういえば中型免許でも1時間だけ学科をやります。私の場合は、路上に出た後に危険だったところとトラックで良く見るべき標識、また駐停車の復習みたいなものをやりました。トラックの場合だと路上で駐停車をすることも多いらしいので標識がなくても止まってはいけないところが中心です。
こんな感じのを練習していよいよ卒業検定です。MTの坂道発進が苦手な私はたぶん無理だからもう模擬試験的なイメージで行こうと思って挑みました。そしたら奇跡的に上り坂の信号が全て青信号で結果的に坂道発進がない状態で路上試験が終わりました。そして方向転換と後方感覚。後方感覚は1回目で40cmで無事出来ました。後方感覚は最後の最後でやるのでここでポールに当ててしまうと失格になるので良かったです。
そして無事卒業ができました。会社の車はMTではないので坂道発進をやることはたぶんありませんのでそこは安心しています。土曜日と日曜日でやっていたので休みが1か月ほどなくなってしまいましたが、普段では運転できないちょっと大きめの車に乗れたので良かったです。
もし、今の会社をリストラされてハローワークに行ったら中型車の免許とフォークリフトの免許を持っているので運送業を進められてしまうのかなって思いますね。