組織論のリーダーとフォロワー

今回はリーダーとフォロワーについて書いていきたいと思います。
経営戦略についても「リーダー」と「フォロワー」という単語を使われているので、タイトルにあえて「組織論」と書いてあります。

個人的にですがリーダーシップ論を勉強をしていくうちにフォロワーシップ論の方が面白そうだと感じるようになりました。
フォロワーシップ論についてはリーダーシップ論ほど歴史がなかくなく、有名な研究者を上げるのあればロバート・ケリーとかバーバラ・ケラーマンとなるでしょう。
ちなみに、リーダーシップ論もフォロワーシップ論も視点が違うだけで組織論の中の1つだと思っています。

さらに、チームとして考えると下のように視点を変えるだけで下記のように分類できます。

・リーダーシップに注目→リーダーシップ
・フォロワーシップに注目→フォロワーシップ
・両方に注目→メンバーシップ

これも完全に私見にはなってしましますが、リーダーシップはチームリーダーが学び、フォロワーシップはチームメンバー、そしてメンバーシップは役員のようなマネージャー(チーム目標を与える人)が学ぶと良いのではないかと思います。まぁ、私自身は平社員なんで、平社員が何言ってるんだ。って感じですけどね。

さて、ここから本題に入っていきます。

理論的な話はまた別に書こうと思っていますので今回は私見も入っていますし、理論的なものを書くときに考えやすくなればと思って書いていきます。
リーダーはなんとなく離隔できている人が多いと思いますが、フォロワーはあまり聞きなれない言葉かもしれません。簡単にイメージを掴んでもらうのであれば、フォロワーはリーダーに影響を受ける人って感じで大丈夫です。

そのリーダーと言っても企業として考えると色々な立場があります。例えば、社長、部長、課長、次長、課長など役職についてる人(部長以下はミドルリーダーシップ考え方があるみたいですね。)プロジェクトリーダーやチームリーダーなど色々あります。

これらのリーダーがリーダーとして力を発揮するためには、何が必要かとういうと部下などのフォロワーがリーダーとして認めることが大きいです。
それを理解するのはパワー関係にあって、その源泉として5つあるみたいです。

1.強制力
2.報酬力
3.判断力
4.個人力
5.正当権力

強制力は、恐怖心に依存するものです。簡単に言ってしまえば懲罰を与えることによってフォロワーを従わせることですね。なんとなくネガティブなイメージです。
そして、強制力の逆として扱われているが報酬力です。報酬を与える事によってフォロワーがプラスになったりメリットがあるので従うというものです。これはポジティブですね。
判断力についてはリーダーの判断力に信頼感があるので従うってことです。ちょっとズレてしまうと思いますが、専門家の意見には従うイメージです。
個人力は個人の魅力で従う感じですかね。憧れの人とかお手本にする人には従うというものです。逆に、組織に公式で選ばれた人に従うのは正当権力です。
会社員の人であれば、上司の指示には従うって感じです。

自分がフォロワーって思う人は多いと思いますが、この5つの源泉を考えてみると当てはまる人が多いのではないでしょうか。ここまで読むとリーダーシップとフォロワーシップは当たり前なのですが、リーダーがフォロワーシップを従わせるってイメージになると思います。

ただ、次世代のフォロワーシップ論については私のイメージでもありますが、フォロワーシップがリーダーシップへどのような影響を与えるかっていう視点もありますのでそういうのもこれから書いていきたいと思います。

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参考文献
スティーブン・P・ロビンス著 高木晴夫訳『組織行動のマネジメント』(中央経済社
グロービス経営大学院編著『MBAリーダーシップ』(ダイヤモンド社)
伊丹敬之・加護野忠男著『ゼミナール経営学入門』(日本経済新聞社)